Cari
Pustaka
Beranda / ラノベ / 落胤拾っちゃいました。 / 3話 落胤と陛下のご対面

3話 落胤と陛下のご対面

Penulis: satomi
2025-06-23 09:32:17

「面をあげよ。伯爵、その者がそうか?」

「はい、フィル・ハノーバーと申します」

「優秀だそうだな?」

「はい」

「其方はのちのち文官を目指しているのか?」

「いえ、兄の役に立つことが私の生きがいです」

「立ち入った話をする。皆の物さがれ。フィルよ、其方は年齢は?」

「16才になりました」

「その髪の色や瞳の色は生まれつきか?」

「そうです」

「ハノーバー家と血のつながりはあるのか?」

「??……ありません」

「……そうか。立ち入ったことをすまんな」

「恐れながら!王たるもの、そのように臣下に軽々しく頭を下げるようなことはいけません」

「これ、フィル!」

「まぁよい」

「それでは、御前失礼します」

その日、父上から母上に報告があった。

「―――ような会話をしました」

「はぁ、やっぱりね。血のつながりだのなんだの言ってきたのね。ホント今更なのよね。だいたい、自分の責任でしょ?そこらの女を勝手に妊娠させてほったらかしにしたんでしょ?ダメダメでしょ」

「母上、不敬です」

「あら、事実よ」

事実でも不敬と言う事実もある。

「今、フィルはどうしてるの?」

「部屋にいる」

俺はフィルの部屋に行った。

「フィル!お前、今日俺の弟として陛下に会ったんだってな」

「シェイク様は嫌ですか?」

「微妙だなぁ。お前みたいな優秀な弟がいたら俺は立場ないもん(笑)」

「今の関係がちょうどいいんですね?」

「That’s right!」

「俺もこの関係がいいです」

「だよなぁ。陛下に口出しされたくないよなぁ」

「不敬ですよ?」

「聞かれてないから、セーフだ」

フィルが面白そうに言う。

「兄上はまだ婚約をしないのですか?兄上の年齢ですと、結構行き遅れみたいな年齢ですけど?」

「フィルー、面白がってんじゃない!それにはわけがあってだなぁ。俺はフィルを拾う前までやたらと野良猫とか拾ってたんだよ」

「俺を拾ったのもその一環?」

「多分な。俺はどうやら、拾ってほしいと強く思っているものに引き付けられるみたいで、めっちゃ拾ってたんだ。結果、この屋敷には猫とかリスとか動物だらけ。この屋敷の二つ名が‘どうぶつの森’だ」

「あー、木も生えてますよね」

「リスのためだ。そんなだから、オトシゴロの令嬢は俺を敬遠するわけだな。釣書すらないぞ」

「俺の後は拾ってないですよね」

「何故だかな」

なんでだろう?

Lanjutkan membaca buku ini secara gratis
Pindai kode untuk mengunduh Aplikasi
Bab Terkunci
Jelajahi dan baca novel bagus secara gratis
Akses gratis ke berbagai novel bagus di aplikasi GoodNovel. Unduh buku yang kamu suka dan baca di mana saja & kapan saja.
Baca buku gratis di Aplikasi
Pindai kode untuk membaca di Aplikasi